月経前緊張症
月経は、約1ヶ月ごとに子宮内膜から起こる出血をいいます。その働きには、脳にある視床下部と下垂体前葉、各種のホルモン、とくに卵胞ホルモンと黄体ホルモンが関係しています。
月経前緊張症を含む月経前のさまざまな症状は、黄体ホルモンの分泌の微妙な変化により、ホルモンのバランスが崩れて起こると考えられています。脳のホルモン中枢である視床下部は、自律神経の中枢もかねているので、視床下部が混
乱するとその影響が自律神経にも及んで、さまざまな自律神経失調症状があらわれるのです。その他、精神的な問題や体質、環境などの複雑な要因もあり、はっきりした原因はまだわかりません。
ときには、子宮筋腫や子宮内膜症などが原因になっていることもあり、この場合には超音波断層法などの検査が必要になります。月経前緊張症の症状が強い場合は、婦人科を受診ししましょう。
月経前緊張症の症状は月経が始まる3日から10日前頃から、イライラ、怒りっぽい、頭痛や不眠、疲れやすさ、顔や手足などのむくみ、乳房や乳首の痛みなどが現れたり、また、胃腸の調子が悪くなったり、皮フのかゆみや、じんましんがでやすくなるなどもみられます。
月経前緊張症がひどくなりやすい人はたばこやコーヒーをよくのむ人、几帳面で完ぺき主義や負けず嫌い、神経質、がまんばかりしている人などがあげられます。